「障害があっても、地元の友だちと同じ、地域の学校に通いたい!」
そんな当たり前の願いを叶えるため、本人、両親、同級生や他学年の生徒、学校関係者、地域の人たち、そしてイルカは、その都度直面する課題と向き合い、乗り越えてきました。それは、本人自身の成長とともに、本人との関わりを通じて周囲が変わっていくプロセスでもありました。
六年間築き上げた強い絆で結ばれたなかまたちと手を取り合って、無事小学校の卒業式を迎えることができました。
(詳細は、「インクルーシブ教育へ向かって」のページを参照)
写真:同級生に導かれて卒業証書を受け取る
事務所のある地域で美化活動(空き缶・ゴミ拾い)を実施しています。通りがかりに声をかけてくださる地域の人たちとのコミュニケーションが、モチベーションを高めます。
写真:道路脇に捨てられた空き缶を拾っていくだけでも、1時間で袋いっぱいになります
宜野湾市内の中学生と「国立療養所沖縄愛楽園」を訪問し、ハンセン病回復者による同療養所の歴史の説明を受けながら、差別、平和について考えました。
ハンセン病患者への差別を知ることで、障害者、HIV/AIDS、いじめ、優生思想、平和・・・全ての人権問題はつながっていることに気付きます。
(H26年度宜野湾市地域づくり推進事業基金により、「平和学習会」を実施)
写真:愛楽園内の案内を受ける中学生
県内の各大学で「障害」「人権」「差別」等に関する講義を、障害当事者自身が講師となって、実施しています。様々な問いかけやディスカッションを通じて、「自分とは違う障害者だけの問題」ではなく、「私たちの居る社会の問題」、それを変えられるのは「私たち一人ひとり」であることが少しずつ伝わっていきます。
(連携している大学:沖縄大学、沖縄国際大学、琉球大学、名桜大学 等)
写真:障害当事者が講師となり(右端)、様々な問いかけをしながら授業を進める
子どもたちも一緒に「みんなで大運動会!」
誰でも参加できて、それぞれが力を発揮できる種目を自分たちで考えて、障害のある人もない人も皆で楽しみました!これぞインクルーシブ!
(H25年、自立生活センター・イルカ事務所/駐車場にて実施)
写真:インクルーシブ運動会では、みんなが主役!
NPO法人沖縄県自立生活センター・イルカ 住所:沖縄県宜野湾市伊佐4-4-1 Tel:098-890-4890
Fax:098-897-1877