私たち自立生活センター(CIL)の目指す「自立生活」は、誰の助けも借りずに一人で暮らすことを意味しません。CILが掲げる「自立」の概念では、「自己選択」「自己決定」「自己責任」ができること(精神的な自立)を「自立」とみなしています。どこで誰とどのような生活をし、どのような人生を歩むのかを、自分自身で決めて自分自身で責任をもつという“生き方”、それが「自立生活」です。家事や移動、社会参加など生活上の様々な場面で、必要な介助を受けながら、自分らしく生きる「自立生活」をはじめるにあたり、必要な知識や技術を提供するのが「自立生活プログラム(ILP)」です。
自立生活プログラム(Independent Living Program、以下「ILP」)は、障害者が地域で一人暮らしをしていくために必要な知識や技術を、様々な体験を通して共に学んでいくプログラムです。グループ又は個別で行われます。このプログラムは、障害をもち、すでに自立生活を送っている方や、これから自立生活を希望している方が参加できます。一人ひとりが本来持っている力を信じ、その人自身がその人らしい生活をつくりあげていくお手伝いをしています。
写真:自立生活プログラム集中講座のひとこま(座学)
対象:障害をもち、自立生活を送っている方
これから自立生活を希望している方
回数・期間:全12回 約3ヶ月間 (1回あたり3~4時間)
内容:
①自立生活センターの説明と自立生活運動の必要性
②外出の仕方
③金銭管理
④公的な制度
⑤調理
⑥友達やボランティア、介助者との付き合い方
⑦恋愛や性について
⑧ヘルパーや訪問看護との関わり方
⑨不動産や銀行、商店の利用について
⑩依存とお願いの違い 等
料金:12,000円
※介助者、移送、調理実習の際に別途徴収あり
写真(上):介助者がその都度意思確認しながら、調理する
写真(下):自立生活を楽しむ!
NPO法人沖縄県自立生活センター・イルカ 住所:沖縄県宜野湾市伊佐4-4-1 Tel:098-890-4890 Fax:098-897-1877